工学部

授業科目名:
電子回路 I
(英語名): Electronic Circuits I
対象学年:
2年Bコース
開講学期:
後期
開講形態:
講義及び演習
担当教官: 渡部 慶二 (WATANABE Keiji)
単位数:
対象学科:電子情報工学科 区分:専門科目・選択 531040

授業概要

 電子回路は、RLC 素子の他に、ダイオードやトランジスなどの半導体素子によって 構成される回路です。現在は、主に集積回路ーICとして、コンピュータを始め、通信 、AV等の電子装置に組み込まれており、情報化社会を支えるハードウエアとして重要 な役割を果たしています。電子回路、ICの基礎はトランジスタの増幅回路です。トラ ンジスタの動作原理を簡単に学んだあと、トランジスタの増幅のメカニズム、等価回 路とそれによる計算方法を学んでいきます。

授業計画

 第1週  半導体
 第2週  pn接続とダイオード
 第3週  バイポーラトランジスタの動作と特性
 第4週  FETの動作と特性
 第5週  トランジスタの等価回路
 第6週  トランジスタのバイアス回路
 第7週  トランジスタの基本増幅回路
 第8週  FETのバイアス回路、基本増幅回路
 第9週  中間試験
 第10週 トランジスタの高周波等価回路
 第11週 ミラー効果を考慮した周波数特性
 第12週 多段増幅器の周波数特性
 第13週 負帰還の原理、効果
 第14週 負帰還回路の実際
 第15週 負帰還回路の安定性、位相補償 

成績評価の方法

 筆記試験

テキスト

 藤井 信生、集積回路時代のアナログ電子回路、昭晃堂、 2781円

参考書

 

履修にあたっての留意点

 電気回路Iの講義を履修していること。 

学生へのメッセージ等

 これからは創造力が重要になります。創造は、ゼロから有を生み出すのでなく、既 存のもの、既知の事の新しい組み合わせで得られます。講義や実験、演習の中で、組 み合わせの練習をしましよう。講義では、論理的なつながりをよく考えて下さい。紙 に書いてみて下さい。書くことで、論理の組み立て方、抜けているところが見えてき ます。つながらないところがあれば調べるか聴いて下さい。演習問題は論理的組み立 てのいい練習になります。間違を恐れず自分の手と頭で演習問題に挑戦してみてくだ さい。

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