工学部

授業科目名:
情報ネットワーク工学
(英語名): Information Networks
対象学年:
4年Bコース
開講学期:
前期
開講形態:
講義
担当教官: 丹野 州宣(TANNO Kuninobu)
単位数:
対象学科:電子情報工学科 区分:専門科目・選択 531130

授業概要

現在の情報ネットワークがどのように発展してきたかを概観した後,階層化された現代のネットワークアーキテクチャについて説明する.また,その標準モデルであるOSI参照モデルについて,その階層構造,コネクションとサービスなどについて述べる.ISO参照モデルとTCP/IPの関係についても触れる.次いで,伝送メディア,ディジタル伝送,交換(回線,パケット,ATM),誤り検出と訂正などデータ伝送技術の基本的事項について説明し,さらにデータリンクプロトコルについて述べる.最後にこれらの技術が実際どのように実現されるのかを,ローカルエリアネットワーク(LAN)を例に説明する.また,ネットワークの評価法についても簡単に説明する.

授業計画

第1週 コンピュータネットワークの発展
第2週 ネットワークアーキテクチャ
第3週 OSI参照モデル
第4週 コネクションとサービス
第5--8週 データ伝送技術
第9週 基本データリンクプロトコル
第10週 ALOHAプロトコル
第11週 CSMA/CDプロトコル
第12週 イーサネットの構成
第13週 イーサネットの特性解析
第14週 トークンリングプロトコル
第15週 トークンリングの特性解析

成績評価の方法

筆記試験およびミニテストの結果を総合し成績を決定する。

テキスト

丹野 州宣,ローカルエリアネットワークの基礎と実際,共立出版,1,850円(1988)

参考書

岡田 博美,情報ネットワーク,培風館,2,900円(1994)
タネンバウム著/斎藤他 訳,コンピュータネットワーク,丸善,9,485円(1992)

履修にあたっての留意点

・各授業で10分程度のミニテストを行い,成績評価の一部とする.

授業の目標・ねらい

情報ネットワークを構成するための要件がどのようなものであり,その要件がいかにして満たされるかを,ネットワーク技術の基礎と実際の両面から説明する.

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