工学部

授業科目名:
やさしいメカトロニクス
(自然科学概論 B)
(英語名): Primary Mechatronics
(Introduction of Natural Science B)
対象学年:
Bコース全学年
開講学期:
後期
開講形態:
講義
担当教官: 非常勤講師 中村 尚(NAKAMURA Hisashi)
単位数:
対象学科:全学科 区分:教養教育科目・選択 591020

授業概要

現在の情報化社会においてエレクトロニクスのもつ役割は非常に大きい。 そしてその基盤となるのが電磁気のふるまいである。
本講義は工学者として必要とするエレクトロニクスの基礎である電磁気学の 概要を易しく学ぶ。 すなわち、身近なエレクトロニクスから導入して電磁気学の基礎を習得し「場」の 理論を学ぶ。 さらに簡単な回路を例にとって時間の世界、周波数の世界から 見た電気の振る舞いを勉強する。最後に類推を通して諸物理現象を電気的等価回路 表示して容易に回路的に考察できることを知る。

授業計画

第1週       電気の誕生
第2週       電子の流れ、電流
第3週       オームの法則
第4週       電界とコンデンサ
第5週       磁界とコイル
第6週       電磁波
第7、8週     過渡現象
第9、10週    交流(回路素子と位相)
第11、12週   電子回路
第13、14週   類推
第15週      総括

成績評価の方法

  

テキスト

参考書

樋渡 涓二、エレクトロニクス入門、コロナ社
小林 健一、電気基礎理論、コロナ社
西巻 正郎、電気学、森北出版

授業の目標・ねらい

物理学における電磁気の占める割合はかなり大きく、現在の工業界においては 学科の如何を問わず必須である。しかしながら、ともすればカリキュラムの 都合上時間内履修ができない場合がある。本講義は特に電磁気学を取り上げて、 その不足分を補うとともにその重要性を再確認しようとするものである。
電気は難しいとか、公式を覚えなくちゃならないというイメージをなくし、 できるだけ系統的なつながりのあるものとしてとらえていきたい。

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