工学部

授業科目名:
現代日本経済の実相(経済学)
(英語名): Contemporary Japanese Economy (Economics)
対象学年:
Bコース全学年
開講学期:
後期
開講形態:
講義
担当教官: 鈴木 均 (SUZUKI Hitoshi)
単位数:
対象学科:全学科 区分:教養教育科目・選択 591095

授業概要


前期の世界経済の実情の理解を受けて、後期は日本経済の諸点に付いて検討を加え る。再度、日本経済が世界経済の中で戦後どのような位置を占めてきたかからはじ め、七〇年代後半以降に世界経済におけるプレゼンスの大きさが「日本問題」となっ た要因、経緯を検討する。さらにバブル経済的成長、その調整過程としての平成不 況を展望し、ここに至り全面的な見直しを迫られている日本経済の姿を対外関係、 産業企業、労資関係、金融等から見ることにする。

授業計画


第1週  世界の中の日本経済の再確認  
第2週  バブル好況と平成不況の概観(1)
第3週  バブル好況と平成不況の概観(2)
第4週  アジアからの輸入と価格破壊
第5週  対東アジア直接投資の実態と産業空洞化
第6週  産業企業の国内リストラの展開
第7週  日本型雇用慣行の変容
第8週  新たな雇用創出策の展望と限界
第9週  日本的金融システムの再編方向
第10週 平成不況下の財政危機と増税への動き
第11週 弱化する社会保障の財政基盤
第12週 日本型経済システムの見直し
第13週 「1940年体制論」の現実と虚像
第14週 後期授業のまとめ
第15週 前期試験

成績評価の方法

筆記試験

テキスト

現代日本経済研究会編『日本経済の現状 1996年版』:学文社、2,300円(1996)

参考書

講義中に提示したい。

履修にあたっての留意点

テキストを補足するため板書を多用する。

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