授業概要
日常生活の中での、私たちと法との関わりを学ぶことを通じて、
「法とは何か」を考えていきます。 私たちは、日頃、自分と
法との関係をほとんど意識せずに生活しています。むしろ、法を意
識せずに暮らせる方が幸せだと思う人も多いでしょう。 しか
し、私たちの生活は、多くの人と関わることによって成り立ってい
ます。そして、時には、人と人との関わり合いがうまく行かずに、
利害の対立が生まれることもあります。法は、私たちの人間関係を
支える大きな枠組みであると同時に、もし、利害の対立が発生した
場合には、それを調整するルールでもあります。 「日常生活
と法」では、まず、人と人とのつながりを作る出発点が、私たちの
意思にあることを「契約」を中心に学びながら、契約が抱える問題
点についても考え、次に、トラブル発生と法的責任の問題について
考えていきます。
授業計画
1.個人の意思が法となるーー私的自治の原則 2.あんな契約、こんな契約ーー契約とは何か 3.契約守るべしーー契約の拘束力 4.契約は自由というけれどーー契約自由の原則とその制限 5.契約の自由を利用するのは誰ーー契約の問題点 6.事故と法的責任
成績評価の方法
講義への出席状況とレポートにより評価の予定
テキスト
池田真朗編、「法の世界へ」有斐閣
その他
履修にあたっての留意点
講義時に、みなさんの意見を書いてもらう機会を持ちます。講義に出席する事が、法の世界への第一歩になることを頭に置いてください
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