簿記入門(経済学)
An Introduction to Book-keeping(Economics)

担当教官: 洪 慈乙(HONG Ja-eul)

開講学年 全学年
開講学期 後期
単位数 2単位
開講形態 講義
教官の所属: 人文学部総合政策科学科
授業概要
 情報社会化しつつある今日の経済社会で, 企業会計を知らずに活躍することはできません. 企業会計は,経済社会における 重要なコミュニケーション手段としての 情報システムであって, 企業をとりまく利害関係者などの情報利用者に 有用な会計情報を提供することが社会的に 要請されています. そこで,本授業では 「複式簿記の機構に支えられた現行の企業会計」 の基本的構造と社会的機能とについて話すつもりです.

授業計画
 I  会計の役割は
  1.会計学の領域と会計の役割
  2.会計の記録・計算・報告システム
 II 企業外部者のための会計とは
  1.会計公準・会計原則・会計基準
  2.財務諸表とは
  3.財務諸表分析とは
  4.法定監査とは
  5.税務会計とは
 III 企業内部者のための会計とは
 IV 広がる会計の役割
  1.オフバランス取引の多様化と会計情報
  2.企業行動のグローバル化に伴うディスクロージャー制度

成績評価の方法
 試験,レポート,および, 出席状況の総合成績による.

テキスト
 黒川 保美編・著『会計学を面白く学ぶ』 中央経済社,1997年.

参考書
 茂木 虎雄著『複式簿記の理論と演習』文眞堂.

その他
学生へのメッセージ等
 学生自身が種々の参考文献を自主的かつ主体的に 学習して,講義内容を批判的に摂取すること.

担当教官の専門分野
 会計学および財務諸表論

712202