授業概要
事業とはわれわれの生活に必要な財貨(物)・用役(サービス)を生産する活動であり、この事業を遂行する組織が事業体である。自動車やコンピュータなどの物を生産するのは事業体であるが、教育という用役を生産する学校や医療という用役を生産する病院なども事業体である。ところで、現在の社会において最も主要な事業体は企業、とくに株式会社である。今日、われわれの必要とする物やサービスは株式会社(大規模株式会社)を中心に生産・販売されている。しかも、株式会社は、経済全体に対してばかりでなく、雇用などの面においてわれわれの生活とも密接なかかわりを持っている。このため、株式会社の制度や実態を理解することは重要であろう。この授業では、現代の株式会社を理解するための基礎が講義される。
授業計画
1,企業形態としての株式会社
2,株式会社の成立過程
3,株式会社の資本構造
4,株式会社における資本調達(株式の種類。社債の種類など)
5,株式会社における資本運用(株主総会の実態など)
成績評価の方法
出席はとりません。学期末試験の成績を主に成績を評価します。ただし、出席しなければ単位取得は難しいと思います。
テキスト
テキストは使用しません。
参考書
国弘員人著『企業形態論』泉文堂、河野昭三編著『ゴーイング・コンサーンの経営学』税務経理協会など
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