授業概要
近・現代の社会は、一人ひとりの個人に対立し、疎外された存在になっている。こ
の授業では、そうした近代と現代の社会にたちいりながら、それらを批判的に検討す
る。近代以降、諸個人の自立性と自由はどのような命運をたどったのだろうか。
大学と社会で各人が選択する専門分野を、いったんは相対化して、現代社会のなか
にしめる専門分野の位置を確かめよう。そして、社会をつくり、疎外をのりこえるの
は、一人ひとりの個人たちにほかならないことをつかみとろう。
授業計画
1.市民社会としての個人と社会 2.共同体としての個人と社会 3.現代
と大衆社会
成績評価の方法
授業への参加状況と試験によって総合的に評価する。
参考書
細谷昂・樋口晟子編著『見える現代』アカデミア出版会
その他
担当教官の専門分野
社会学
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