授業概要
携帯電話、クルマ(車検)、パスポート、マスコミなどの身近な事柄を素材にして
、一見政治と全く無縁な私達の日常生活が、いかに深く政治によって規定されている
のかを、まず見ていく。
そして、この考察から、政治と日常生活(社会)との関わり方の説明に用いる政治学
の「語彙」(概念)と「文法」(理論)とを学んでいく。
難解さを極力排し、誰でも政治と政治学がわかったような気になる講義を行う(予定
である)。
授業計画
1 政治と政治学−イントロダクション:1回
2 政治と経済(業界団体、企業、役所):3回
3 政治と社会(選挙、地方自治、マスコミ):3回
4 政治のしくみ(国会、内閣、官僚):3回
5 政治と国際社会(冷戦後の政治と経済):3回
6 政治の行方、現代社会の行方−むすび−:1回
7 試験
成績評価の方法
論述式のペーパーテストによって評価する。
テキスト
真渕勝・久米郁男・北山俊哉著『はじめて出会う政治学』(有斐閣、1997年)。
参考書
講義の際にそのつど指示するが、さしあたり読み物としてとてもおもしろい−政治
がわかったような気になる−小説を挙げておく。ジェフリー・アーチャー『めざせダウニング街
10番地』(新潮文庫)。
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