授業概要
丸山真男は第二次世界大戦後の日本を代表する政治思想家であり、最高の知性の一
人。かつては左翼から「近代主義者」と批判され、今またポストモダン派からも保守
派からも彼の日本像が批判されている。
この教養セミナーでは、日本が本格的に高度成長に向かう時期に書かれた論文をま
とめた『日本の思想』を講読し、あわせて、1980年代以後に登場してきた丸山批判の
うち代表的なものをとりあげて、今日の日本社会が直面している問題を考えるきっか
けとしたい。
授業計画
第1週 ガイダンスと参加者の確定
第2週 丸山真男について
第3週--第15週 『日本の思想』の講読
成績評価の方法
出席状況とレポートによる
テキスト
丸山真男著『日本の思想』(岩波新書)
その他
学生へのメッセージ等
受講者数は10名程度を考えている。読書が好きで、議論が好きで、ものを書くことが
好きな学生の参加を期待しています。
担当教官の専門分野
政治理論・政治社会学
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