授業概要
Literacyは字義の通り、読み書き能力です。したがって、本セミナーの内容はコンピ
ュータを利用した読み書きの練習です。パソコン端末を介して(telnet)、UNIXワー
クステーション上で読み書きの練習を行います。ただし、算盤は行いません。これは
、前期でUNIXを多少習ったが、十分利用できない、ないしは、まだ習っていないが基
礎的なものを覚えておこうという人のためのものです。
UNIXワークステーションは科学技術計算の分野で広く使われたてきましたが、最近
時は一般事務や教育現場にも普及してきました。ネットワークの運営・維持・管理は
サーバー・クライアント関係を通じ、専らUNIXワークステーション上で行われており
ます。本学も本格的なネットワークが構築され、また学生諸君が比較的自由にこれを
利用する環境も整ってきています。ネットワークを介した読み書きを練習し、メ−ル
、ニュ−ズなどへ参加してネットワーク社会を実感・体感してゆく手懸かりを学習し
てください。本セミナーは広汎な利用可能性のあるUNIX操作系の入門になるのではな
いかと思っております。
授業計画
1.対話の開始・終了 5.ファイルの保護・管理
2.暗証番号の変更 6.エディタによる文書の作成・
編集
3.ファイルの作成・整理 7.電子メ−ル・電子掲示板の利
用
4.ディレクトリによるファイル作成 8.ファイルの入手・転送など
成績評価の方法
課題にもとづいたレポ−トおよび出席状況で評価します。
テキスト
独自に作成した「独習UNIXワ−クステ−ション入門」をテキスト資料として配付し
ます。
参考書
自己研鑽が必要ですので、参考書は不可欠です.
1. 小林・武市・鈴木 『UNIXワークステーション入門』 東京大学出版会
2. 山口和紀監修 『The UNIX Super Text (上)(下)』 技術評論社
3. 大木 『入門 Mule』 アスキー出版
その他、多数
その他
履修にあたっての留意点
受講者25名までに制限します。文科系を多く受講させます。
授業の目標・ねらい
政治・経済の分野のセミナ−ですので、演習を通じて、社会科学の道具としてのコン
ピュ−タやネットワ−クを考えていきたいと思います。
学生へのメッセージ等
UNIXのマスタ−には自己研鑽しかない。自己研鑽を惜しまない人、欠席をできるだ
け避ける人に受講していただきたい。
担当教官の専門分野
欧州経済論・世界経済論
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