【授業概要】
・テーマ
Euclidean geometry について講義する.
linear algebra,group theory,topological space に関する初等的な知識を仮定し,
現代的な手法でこの幾何学を取り扱う.
・ねらい
直線・平面・立体図形,平行移動・回転・螺旋運動,symmetry group などの図形や概念を
扱うことを通して幾何学的見方・考え方を身につける.
・目標
2次元および3次元 Euclidean space の isometry や isometry group の取り扱いに習熟する.
Platonic figures の duality や symmetry group について理解し,取り扱えるようになる.
空間構造と群との関わりについて理解を深める.
高次元 Euclidean space に関する感覚を身につける.
【授業計画】
・授業の方法
講義を行なう.
講義の要点や証明を書いたプリントを配る.
毎回,前回の復習という意味合いの,20~30分の簡単な試験(小テスト)を行なう. ・日程
Euclidean space(ユークリッド空間)
linear map(線形写像)
orthogonal transformation(直交変換)
isometry(等長変換)
isometry group(等長変換群)
special orthogonal group(特殊直交群)
affine subspace(アフィン部分空間)
torus(トーラス)
Moebius band(メービウスの帯)
reflection(鏡映)
symmetry group(対称群)
finite subgroup of isometries(等長変換の有限部分郡)
Platonic figure(プラトン立体)
symmetry group of Platonic figure(プラトン立体の対称群)
crystallographic group(結晶群)
【学習の方法】
・受講のあり方
出席することと,ノートをとりノートを整備することは学ぶ者にとって基本的に重要なことです.
板書したものとプリントをもとにノートを整理し,後で容易に参照できるようにしておくこと.
欠席すると,その後の学習が困難になるので,欠席しないよう心掛けること. ・予習のあり方
予習は必要ない.復習に力を入れること. ・復習のあり方
ノートを整理し,宿題をし,小テストに備えること.
【成績評価の方法】
・成績評価基準
小テストの成績,宿題の評価点,および出席状況と「ノート点」とを総合して評価する. ・方法
次の比率で評価する.
小テスト(70)
宿題(20)
出席状況とノート点(10)
【参考書】
『幾何学講義』 E.G.Rees 著,三村護 訳,共立出版 刊
【その他】
・学生へのメッセージ
受講に際しては,「知識や技術を身につけ,自己の能力を高めること」を目標にしてほしい.
(「単位をとること」を目標にするのではなく.) ・担当教員の専門分野
幾何学
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